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アルツハイマー病と加齢による物忘れとの見分け方

アルツハイマー病と単なる「物忘れ」とは、どう違うのでしょうか? 年を取るにつれて物忘れをすることが増えますが、時間をかければ思い出せるのが普通です。 一方、アルツハイマー病では時間をかけても思い出すことが出来ません。

以下にあてはまる場合には、アルツハイマー病の疑いがあります:

  1. 人の名前が若い頃のように思い出せない。 ちょっとした知り合いの名前を思い出せない程度であれば加齢による通常の物忘れですが、孫の名前や家族の名前を思い出せない場合にはアルツハイマー病かもしれません。
  2. ど忘れ。 ど忘れは誰にでも起こりますが、同じことを何度も忘れる場合には医師に相談した方が良いかもしれません。 同様に、物の名前が出てこないというのも普通のことですが、物の名前を間違う(例えば手袋とスリッパを言い間違える)という場合にも注意が必要です。
  3. 物を変な場所にしまう。 忙しい時や、気もそぞろな時には不適切な場所に物をしまうこともあるでしょうが、例えば紙パックの牛乳を洗濯カゴにしまったりするのはアルツハイマー病が疑われます。
  4. 昔は自然に出来ていたことをするのに、いちいち考え込む。 例えば、携帯電話の入力にもたつくという程度であれば、ストレスがあったり疲れているだけなのかもしれませんが、トースターやミキサーのような簡単な機械の操作方法を思い出せないのであれば、アルツハイマー病を疑ったほうがよいでしょう。 レシピにしたがって料理を作るのに手間取るというのもアルツハイマー病の疑いがあります。
  5. 道を間違える。 高速道路で降りる場所を間違えるのは、うっかりとかぼんやりで済みますが、何年も住んでいる馴染みの地域で道に迷うのは単なる加齢による健忘とは言えません。
  6. 集中力・学習能力の衰え。 加齢によって集中力が衰え、学習に時間がかかるようになるケースもありますが、集中力や学習能力が完全に欠如してしまっている状態はアルツハイマー病の兆候です。
  7. 家計を考えずに買い物をする。 通信販売で無駄遣いをしたり分不相応の大金を募金したりするなど家計の収支を考えずに過度の出費を続けるのもアルツハイマー病の兆候です。
  8. 会話のトラブル。 言いたいことを表現するための適切な言葉が見つからないというのは誰にでもあることですが、会話をしているのに会話をしていることに気づいていなかったり、一度述べたことを何度も繰りかえすのは危険な兆候です。
  9. 体験したことを忘れる。 例えば、旅行の内容を部分的に忘れるというのは正常ですが、旅行に行ったこと自体を覚えていないというのはアルツハイマー病の疑いが強いと言えます。 家族が最近病気にかかったことを忘れるなどというのも、普通の物忘れではありません。
  10. 根本的なことを覚えていない。 上記の「旅行に行ったこと自体を覚えていない」というのと同様に、今が何月何日であるかとか何曜日であるかだけでなく今年が何年かを覚えていないとか、自分が今いる場所がどこなのかをわかっていないなど根本的な事項を認識できていない場合にもアルツハイマー病が懸念されます。
  11. その他。 上記に加えて、読み書き能力が衰える・社交的な活動を嫌がるようになる・機嫌や性格が明らかに以前と違うなどもアルツハイマー病の予兆です。
加齢やアルツハイマー病以外に、薬の副作用や栄養不足などが健忘の原因であることもあります。