言葉を暗記したいときには絵にするとよい

(2016年4月) "Quarterly Journal of Experimental Psychology" に掲載されたウォータールー大学(カナダ)の研究によると、言葉を暗記したいときにはそれを絵に描くと覚えやすくなります。

研究の方法

被験者の学生たちに 「りんご」 など絵を描きやすい言葉のリストを提示して、リストに記載されている言葉を暗記してもらいました。 1つの言葉を暗記するのに与えられた時間は40秒で、その時間内にその言葉を絵にするか、言葉のスペルを繰り返し書くかして暗記してもらいました。

そして、言葉の暗記とは無関係な作業を一定時間行ったのちに、リストに記載されていた言葉を1分以内にどれだけ思い出せるかを計測しました。

結果

言葉のスペルを書くよりも言葉を絵にしたときのほうが2倍ほど覚えやすいという結果でした。 この結果は、絵の上手下手や絵を描くのに要した時間には影響されませんでした。

また、言葉が表す物の絵を単に見たり心に浮かべたりする場合に比べても、言葉を絵にしたときの方が暗記の成績が良好でした。

解説
言葉を絵にするという行為によって視覚的・運動的・意味的な情報が統合されるために、言葉を覚えやすくなるのだと思われます。