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前立腺ガンになったら少しお酒を飲むほうが良い?

(2016年7月) "Cancer Causes & Control" 誌に掲載されたハーバード大学などの研究で、過度の飲酒をする人は前立腺ガンになるリスクが増加するけれども、まったく飲酒しない前立腺ガンの患者は少しお酒を飲む患者に比べて死亡率が高いという結果になっています。

研究の方法

フィンランド人の双子1万1千人超を 1981~2012年まで追跡調査したデータを分析しました。 飲酒量の調査は、アンケートにより追跡期間中に2回行いました。

結果

追跡期間中に前立腺ガンと診断されたのは600人ほど、前立腺ガンで死亡したのは110人でした。

発症リスク
飲酒量が週に3杯以下という軽い飲酒習慣があるグループに比べて、飲酒量が週に14杯超と多いグループは、前立腺ガンになるリスクが46%(*)高くなっていました。
(*) 前立腺ガンの主要なリスク要因を考慮したのちの数字。
死亡リスク

すでに前立腺ガンになっている人に限って分析したところ、お酒をまったく飲まないという場合には適度に飲酒するという場合に比べて、前立腺ガンで死亡するリスクが90%高くなっていました。

双子の分析
今回のデータが双子(遺伝子が共通している)であるという点を利用した分析を行ったところ、飲酒量は幼少期の環境や遺伝的な要因とは無関係に前立腺ガンのリスクに影響しているようでした。