10代の新米ドライバーの場合、運転中にお気に入りの音楽を聴いていると運転ミスが増えるが、音楽を聴いていなくても運転ミスは多いので、好きにすれば良いと思います

(2013年8月) "Accident Analysis and Prevention" 誌に掲載されたイスラエルの研究によると、10代の子供がお気に入りの曲を聴きながら運転すると運転ミスや判断ミスが増加します。 この傾向は、運転を覚えたての男性ドライバーで特に強く見られました。

研究の方法

この研究では、85人の若者ドライバーが、自動車教習所の教官に同乗してもらって、40分間のドライブを6回行いました。 6回のうち2回は、自分で選んだお気に入りの音楽を聴きながらのドライブ、別の2回は、イージーリスニングや、穏やかなロック、軽いジャズなどドライブの安全性を向上させる効果のある音楽を聴きながらのドライブ、残りの2回は、音楽なしのドライブでした。

結果

実験の結果、お気に入りの音楽を聴きながらのドライブでは、2回のドライブのうちのいずれかで、ほぼ全員(98%)が運転ミスを犯しました(平均で3回の運転ミス)。 運転ミスの内容は速度超過、車間距離の詰めすぎ、軽率な車線変更、追い越し、片手運転などでした。 ミスの程度も軽いとは言えず、教官が慌てて言葉による注意あるいは指示をしなくてはならないケースが32%で、教官がブレーキを踏んだりハンドル操作をしていなければ事故を起こしていたケースが20%でした。

音楽を聴かずに運転した場合でも92%が運転ミスを犯しました。 ドライブの安全性を向上させる効果のある音楽(Brodsky という人と、イスラエルの作曲家である Micha Kisner という人が開発した BGM)を聴きながら運転すると、運転ミスが20%減りました。

この研究は、 Israel National Road Safety Authority(イスラエル道路安全局) の資金提供により行われました。
音楽を聴かずに運転してても92%というのは、好きな音楽を聴きながら運転する場合と大差ありませんね。 運転ミスの度合いも大差なかったのでしょうか? この研究の意図は、ドライブの安全性を向上させる効果のある BGM の有効性を示すことにあるのかもしれませんね。