(*) 総コレステロール値、中性脂肪値、またはHDLコレステロール値が一定の基準を超える、あるいはHDLコレステロール値が一定の基準を下回る。
メタ分析の方法
睡眠時間および/または睡眠の質と脂質異常症のリスクとの関係を調べ 2017年9月上旬までに発表された13の前向き研究のデータを分析しました。
結果
睡眠時間と脂質異常症のリスクとの関係を調べた6つの研究のデータ(人数は合計3万人超。追跡期間は2.6~10年間)をまとめて分析したところ、統計学的に有意な関係は得られせんでした。 睡眠時間が長くても短くてもリスクが増えていませんでした。
睡眠の質と脂質異常症のリスクとの関係を調べた4つの研究のうち統計学的に有意な結果であったのは1つだけ(不眠症の症状が頻繁に生じる場合には脂質異常症の薬を服用していることが多い)でした。