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脂質異常症のリスクは睡眠時間に左右されない

(2017年12月) "BMJ Open" に掲載されたメタ分析で、脂質異常症(*)のリスクは睡眠時間に左右されないという結果になりました。
(*) 総コレステロール値、中性脂肪値、またはHDLコレステロール値が一定の基準を超える、あるいはHDLコレステロール値が一定の基準を下回る。

メタ分析の方法

睡眠時間および/または睡眠の質と脂質異常症のリスクとの関係を調べ 2017年9月上旬までに発表された13の前向き研究のデータを分析しました。

結果

睡眠時間と脂質異常症のリスクとの関係を調べた6つの研究のデータ(人数は合計3万人超。追跡期間は2.6~10年間)をまとめて分析したところ、統計学的に有意な関係は得られせんでした。 睡眠時間が長くても短くてもリスクが増えていませんでした。

睡眠の質と脂質異常症のリスクとの関係を調べた4つの研究のうち統計学的に有意な結果であったのは1つだけ(不眠症の症状が頻繁に生じる場合には脂質異常症の薬を服用していることが多い)でした。

留意点

睡眠と脂質異常症の関係を調べた研究の数が十分ではないため、今回の結果は確定的なものではありません。