初期の動脈硬化であればコレステロール低下薬でプラークが消滅するかも

(2014年2月) "PLoS Genetics" に掲載されたスェーデンの研究によると、初期のアテローム性動脈硬化であれば LDL(悪玉)コレステロールを減らすことで、血管に蓄積したプラークを消滅させることが出来るかもしれません。
アテローム性動脈硬化とは、血管の内側に脂肪などがプラークとして蓄積する病気のことで、脳卒中や心臓発作の原因となります。 アテローム性動脈硬化は進行性の疾患で、プラークが徐々に蓄積してゆきます。 蓄積が進んだプラークは不安定で、これが破裂すると血栓が生じます。 そして血栓が生じる場所や生じ方によっては、脳卒中や心臓発作の原因となります。
研究の内容

この研究では、LDL コレステロールの量が増えてプラークが蓄積した状態にあるマウスを用いた実験を行いました。 このマウスは、遺伝子のスイッチを操作することで研究者が望むタイミングで血中コレステロールの量を低下できるように改造されたマウスでした。

研究チームがこのマウスの血中 LDL コレステロールの量を低下させたところ、プラークの蓄積が初期の段階にあるマウスではプラークがほぼ完全に消滅したのですが、プラークの蓄積が進行したマウスではプラークが減りはしたものの消滅はしませんでした。

コメント
研究者は次のように述べています:
「ヒトでも今回の研究と同じ結果になるとすれば、動脈硬化が初期の段階でコレステロール低下薬を服用することでプラークの蓄積進行を予防できるとでしょう」