共学に比べて男子校や女子校で成績が良くなるわけではない

(2014年1月) "Psychological Bulletin" 誌に掲載された米国のメタ分析によると、男女共学の学校に比べて男女別学の学校(男子校や女子校)が優れているというわけでもありません。

メタ分析の内容

このメタ分析で21ヶ国の184の研究(対象生徒数160万人以上。幼稚園から高校まで)を分析したところ、数学・科学における成績と授業態度、言語能力、学校内での生活態度、攻撃性、イジメなどに関して男子でも女子でも、共学と別学とで違いは見られませんでした。

過去の類似研究

過去の複数の研究では、男子でも女子でも男女別学のほうが数学の成績が良くなるという結果が出ていました。 しかし今回のメタ分析でもっと厳密な手法を用いたところ、男女別学にそのようなメリットはありませんでした。

コメント
研究者は次のように述べています:

「男女別学を支持する人は、男子と女子を分けることによって学業に集中できると主張しますが、今回のレビューの結果、多くのケースでそのようなメリットは存在しない、あるいは存在しても僅かであることが示されました」

「男女共学にすると一部の科目で女子の成績が男子よりも悪くなると言われていますが、今回のメタ分析ではそのようなことはなく、女子校の生徒の方が共学の女子よりも学業に対する熱意が強いということもありませんでした」