ビタミンEのアルツハイマー病への効果(システマティク・レビュー)

(2019年3月) ビタミンEのアルツハイマー病の予防や進行を抑制する効果を調べたこれまでの研究を中国の研究グループがまとめたシステマティック・レビューを "Nutritional Neuroscience" に発表しています。
著者: Wanyu Wang et al.
タイトル: Effects of vitamin E supplementation on the risk and progression of AD: a systematic review and meta-analysis

レビューの方法

2017年6月までに発表された研究の中から所定の基準を満たす5つのコホート研究と3つのランダム化比較試験を選出し、それらのデータを分析しました。 データに含まれる人数は合計1万4千人、アルツハイマー病の症例数は発症リスクが 1,313件および進行が244件でした。

結果

ビタミンEのサプリメントとアルツハイマー病になるリスクとの間に関係が見られませんでした。 アルツハイマー病の進行に関しては、データが不揃いであるためメタ分析ができませんでした。

アルツハイマー病の予防に関しても進行に関しても、これまでに十分な研究が行われていません。 したがって、ビタミンEのアルツハイマー病への効果は現時点では不明です。