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EGCGの服用を始める数週間前から緑茶を飲んでおくと副作用が出にくい

(2015年2月) EGCG(エピガロカテキン-3-ガラート。緑茶の成分)のサプリメントを大量に服用したために肝臓障害が生じたというケースが過去10年間で数十件報告されていますが、"Food and Chemical Toxicology" 誌オンライン版に掲載されたペンシルバニア州立大学の研究によると、EGCG服用開始の数週間~数ヶ月前から緑茶を飲むようにしておくと、肝臓障害のリスクを減らせるかもしれません。

研究の方法

この研究では、マウスに大量(ヒトがサプリメントで摂る場合と同程度の量)のEGCGを3日間にわたり与えるという実験を行いました。

ただしマウスたちを2つのグループに分けて、一方のグループにのみEGCGを大量に与える2週間前から少量のEGCGをエサに混入しておきました。 もう一方のグループ(対照群)には、この2週間のあいだ普通のエサを与えました。

結果

EGCGを大量に与えた3日間ののちに両グループの血液検査を行ったところ、2週間前から少量のEGCGを摂っていたグループは、対照群に比べて75%も肝毒性が減っていました。

研究者は「EGCGには自らの生物活性を調節する作用が備わっているように見受けられる」と述べています。

EGCGサプリメントよりも緑茶を飲むのが安全

今回の結果から、EGCGのサプリメントを服用する場合には、その数週間あるいは数ヶ月前から緑茶を飲み始めるようにすることでEGCGの副作用を防げる可能性がありますが、研究者はEGCGのサプリメントを服用するのではなく緑茶を飲むことを勧めています。

研究者によると、1日に10~20杯ほども緑茶を飲む人がいますが、こういう人に肝臓障害が生じたという報告は1件もありません。
「1回分のサプリメントには緑茶16杯分ほどにも相当する緑茶抽出物が含まれていますが、お茶を16杯も一度に飲む人はいません。 緑茶サプリメントによる肝毒性には、一度に摂取するEGCGの量も関係しているかもしれません」