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卵の白身に血圧を下げる効果

(2013年4月)米国化学会で発表された吉林大学(中国)などの研究(マウス実験)により、卵の白身に含まれるペプチドの一種に血圧を下げる効果のあることが示されました。 その効果はカプトプリル(降圧剤)を低用量で用いたときと同程度です。

このペプチドは、RVPSL という名前です。 RVPSL はこれまでの研究でカプトプリルや、バソテック、モノプリルなどの系統の薬と同様のアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害物質であることがわかっていました。 アンジオテンシン変換酵素というのは体内で作られる物質で、血圧を上げる効果があります。

今回の研究でマウスにRVPSLを与えた結果、①RVPSL に毒性が無いらしいことと、②体重1kgあたり50mgの RVPSL に体重1kgあたり10mgのカプトリルと同程度の量で降圧効果のあることが示されました。

今回の実験では、マウスに93℃程度で加熱した RVPSL を与えました。 93℃というのは、卵を調理するときよりも低い温度なので、加熱調理した卵の白身を食べても RVPSL の効果が得られる可能性があります。

研究者の考えでは、卵の白身に含まれるペプチド類は、卵として食べても、サプリメントとして服用しても高血圧に対して有効である可能性があります。