カロテノイドの摂取効率を上げるには卵を同時に食べると良い

(2015年3月) Experimental Biology 2015 で発表予定であるパデュー大学(米国)の研究によると、生野菜に含まれるカロテノイドの摂取効率を上げるには卵(加熱調理したものに限る?)を同時に食べると良いようです。 (出典: Consuming Eggs with Raw Vegetables Increases Nutritive Value
カロテノイド
果物や野菜などに含まれているβカロチンや、リコピン、ルテインなどの天然色素のことです。 βカロチンは体内でビタミンAへと変換されます。 脂肪と同時に摂取すると効率的に吸収されることは以前から知られています。
研究の方法

この研究では若く健康な男性16人を3つのグループに分けて、次の3種類のサラダのいずれかを食べてもらいました:

  1. 卵の入ってないサラダ
  2. 全卵1.5個分のスクランブルド・エッグが入ったサラダ
  3. 全卵3個分のスクランブルド・エッグが入ったサラダ

サラダに入っていたのは、トマト、細切りのニンジン、サラダ用のホウレン草、レタスといった生野菜とクコの実でした。

サラダに含まれていたカロテノイドの種類は、βカロチン、αカロチン、リコピン、ルテイン、ゼアキサンチンでした。 ルテインとゼアキサンチンは野菜だけでなく卵の黄身の成分でもあります。

結果

3のグループでは、カロテノイドの吸収量が(おそらく1のグループに比べて)3~9倍に増加していました。 研究者によると、この増加率は相当なものです。

補足情報

同じグループの過去の研究では、生野菜のサラダに食用油を加えることによってカロテノイドの吸収率が向上することが示されています。

今回の研究は若くて健康な男性を対象に行われましたが、今回の結果は女性や他の年齢層の人たちにも適用されると思われます。

この研究には、American Egg Board(米国の卵業者)が資金を提供しています。 American Egg Board は「卵の黄身まで食べてコレステロールを改善」という研究にも資金を提供しています。