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大腸ガンについて知っておくべき8つのポイント

(2016年3月) 以下は、ペンシルバニア州立大学医療センターが提供する情報です。 出典: The Medical Minute: Eight things to know about colorectal cancer

  1. 大腸ガンは検診によって完全に予防できる唯一のガンです。 大腸ガンはポリープの段階で見つけて、これを切除することによって発生を防ぐことができます。
  2. 米国では、50才になったら大腸ガンの検診を受けることが全国的に推奨されるようになってから、大腸ガンの発生率が下がっています。 大腸ガンの検診を受ける人が増えたためだと思われます。
  3. 大腸ガンの発生リスクには、生活習慣などの後天的な要因の他に、遺伝子という先天的な要因も関わっています。 人種的には、アジア人は白人や黒人よりも大腸ガンになりにくいことが知られています。

    大腸ガンの遺伝的なリスクを把握するには家族歴も有効です。 第一度近親者の中にに大きなポリープや大腸ガンができたことのある人がいる場合には50才より若い時点から検診を受けるようにしましょう。 そして検診の頻度も増やすようにします。

    生活習慣という面からは、運動習慣の継続・適切な体重の維持・禁煙などが大腸ガンの予防に有効です。
  4. 心臓の健康に良いことで知られるメディテラネアン・ダイエット(地中海地方の食事)は大腸ガンの予防にも有効です。 赤身肉を食べる量を減らし、野菜や果物を積極的に食べて食物繊維の摂取量を増やしましょう。
  5. 米国の政府機関が 2015年の9月に、男女を問わず心臓疾患予防のためにアスピリンを毎日1錠飲むことを推奨していますが、アスピリンは大腸ガンの予防にも有効です。 ただしアスピリン常用を開始する前には主治医と相談しましょう。
  6. 大腸ガンは治せるケースがとても多いガンです。 人工肛門が必要となるのは大腸ガン患者全体の10%ほどに過ぎません。
  7. 大腸ガンの治療においては、手術だけでなく化学療法や放射線治療も用いると治療成功率が上がります。
  8. 大腸ガンの治療技術は大きく進歩しています。 手術のロボット化が進んで患者の負担が減っています。 また、化学療法の効率も過去15年間で大きく向上していて、大腸ガンが非常に進行している患者でも治療に成功する率が上がっています。