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50才の男性がエナジードリンクの飲みすぎで急性肝炎に

(2016年11月) エナジー・ドリンクの飲みすぎで急性肝炎になったと思われる50才の男性のケースが "BMJ Case Reports" に報告されています。 男性は3週間にわたってエナジー・ドリンクを毎日4~5本飲んでいました。 男性の職業は建設業で、過酷な労働を乗り切るためにエナジー・ドリンクを飲んでいました。出典: Rare cause of acute hepatitis: a common energy drink

ビタミンB3が原因?

男性を治療した医師によると急性肝炎の原因は特に、エナジー・ドリンクに含まれるビタミンB3(ナイアシン)だと思われます。 男性のナイアシン摂取量は160~200mg/日というのもで、一般的には、この量のビタミンB3であれば毒性を発揮しないと考えられていますが、過去にも300mg/日というビタミンB3摂取量が肝炎に関与するというケースが1件発生しています。

エナジードリンクには1本あたり40mgのビタミンB3が含有されていますが、40mg/日でも1日の推奨摂取量の2倍になります。

男性の状態
男性は黄疸と腹部右側上部の圧痛が見られたほか、肝臓に損傷が生じていました(*)。 男性はさらにC型肝炎ウイルスにも慢性的に感染していました。 ただし医師は、C型肝炎ウイルスに感染していたために急性肝炎になったのだとは考えていません。
(*) トランスアミナーゼという肝臓の酵素の値が高かった。
自覚症状
エナジー・ドリンクを大量に飲み始めるようになってから男性は、体調が優れず、食欲がなくなり、腹痛が悪化し続け、やがては吐き気を感じて嘔吐するようになりました。 男性は当初、自分がインフルエンザにかかったのではないかと考えていましたが、尿の色が黒っぽくなり黄疸が生じるに至って「これはただ事ではない」と危機感を抱きました。