エナジー・ドリンクで血圧が上がる

(2016年6月) "Annals of Pharmacotherapy" 誌に掲載されたデイビット・グラント医療センター(米国)の研究(メタ分析)によると、エナジー・ドリンクにより血圧が上がる恐れがあります。

メタ分析の方法

市販のエナジー・ドリンクの飲用と血圧および心拍との関係について調べた15の臨床試験のデータを分析しました。 データに含まれていた人数は、15の研究の合計で340人ほどでした。

結果

エナジー・ドリンクの飲用により、収縮期(最高)血圧が平均4.44mmHg、拡張期(最低)血圧が平均2.73mmHg上がっていました。 心拍数には統計学的に有意な変化は見られませんでした。

カフェイン含有量が200mg以上のエナジードリンクに限ると、収縮期血圧が6.44mmHg上がっていました。

関連研究
今回の研究と同じ "Annals of Pharmacotherapy" 誌に 2012年に掲載された研究では、エナジードリンク(カフェインを80mg含有)を飲んだ場合とカフェイン80mgだけを摂取した場合とで血圧を比較し、エナジードリンクを飲んだ場合のほうが血圧が高いという結果になっています。
エナジードリンクに含まれるカフェイン以外の成分のために、カフェインを単体で服用したときよりも血圧が上がりやすくなるのでしょうか。 エナジードリンクは製品によって成分が様々に異なりますが、カフェインのほかに甘味料や、カルニチンなどのアミノ酸、ガラナなど植物由来のエキスを含有しています。