お茶やリンゴの摂取量が多い人は心臓病で死ぬことが少ない

(2016年5月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたヴァーヘニンゲン大学(オランダ)の研究で、カテキンの一種であるエピカテキンの摂取量が多い男性は心血管疾患(心臓病や脳卒中)で死ぬことが少ないという結果になりました。出典: Dietary epicatechin intake and 25-y risk of cardiovascular mortality: the Zutphen Elderly Study.
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研究の方法

65~84才の男性774人の食生活のデータを用いて、エピカテキン摂取量と25年間のうちに心血管疾患(心臓病や脳卒中)で死ぬ率とを調べました。 エピカテキン摂取量の調査は15年間にわたり4回行いました。

結果

エピカテキンの1日あたりの摂取量は15.2mgで、主要な摂取源は茶(51%)(*)・リンゴ(28%)・ココア(7%)でした。

(*) お茶といっても、麦茶やソバ茶は含まないと思われます。 紅茶や緑茶でしょう。

25年間のうちに心血管疾患で死亡したのは329人で、そのうち148人が冠動脈疾患、72人が脳卒中による死亡でした。

冠動脈疾患

エピカテキン摂取量に応じて3つに分けたグループのうち摂取量が最大であったグループは、摂取量が最少であったグループに比べて冠動脈疾患により死亡するリスクが38%低くなっていました。

心血管疾患全体

すでに心血管疾患を患っている場合に限って分析すると、エピカテキン摂取量が最大であったグループは心血管疾患で死亡するリスクが、摂取量が最少であったグループに比べて46%低くなっていました。

心血管疾患を当初は患っていなかった場合には、エピカテキン摂取量と心血管疾患による死亡リスクとの間に関係は見られませんでした。

留意点
エピカテキン摂取量と心血管疾患の関係について結論を出すには、今後複数の研究を行って今回の結果を確認する必要があります。