抗てんかん薬を服用している子供はビタミンD不足に注意

(2016年7月) "Epilepsia" 誌に掲載された研究によると、抗てんかん薬を長期間にわたり服用している子供ではビタミンDが不足しがちとなる恐れがあります。
研究の概要

マレーシアに住む子供244人を調査したところ、マレーシアが熱帯地域(日照量が多い)であるにも関わらず、癲癇(てんかん)を抱えている子供ではビタミンDが欠乏するリスクが増加していました。 244人のうちビタミンD欠乏症だったのは22.5%にあたる55人で、ビタミンD不足(*)だったのは19.7%にあたる48人でした。

(*) ビタミンD欠乏症ほどではないがビタミンDの血中濃度が低い。
ビタミンD欠乏症のリスクは、次のいずれかに該当する場合に増加していました:
  • 複数の抗てんかん薬を服用している。
  • 日光にあまり当たらない。
  • 人種がインド系である。
  • 女児である。
  • 12才超である。
追加情報

"epilepsy research" 誌(2014年)に掲載された研究によると、成人の癲癇患者でもビタミンDが不足しがちです。

"Epilepsy&Behavior" 誌(2012年)に掲載された研究では、ビタミンDのサプリメントを90日間にわたり服用することで癲癇の発作が40%(中央値)減少するという結果になっています。