癲癇(てんかん)性の自閉症にBCAAが効果

(2012年9月) イェール大学とカリフォルニア大学の研究によると、癲癇の発作を特徴とする自閉症に分岐鎖アミノ酸(BCAA)が効果があります。

研究の概要

この研究では、癲癇性自閉症の患者に BCAAをすぐに代謝してしまうという遺伝子的な特異性のあることが明らかになりました。 人間はBCAAを体内で合成できないため、このような遺伝子を持つ人ではBCAAが欠乏し、それが癲癇性自閉症の原因になっていたのです。

マウス実験

このような症状へのBCAAサプリメントの有効性を確認するため、研究グループはマウスをの遺伝子をいじって癲癇性自閉症の患者と同じようにして、BCAAサプリメントを投与してみました。

その結果、著しい効果が確認されました。 サプリメントによって体内のBCAAの量を維持できただけでなく、神経行動症状(癲癇のことでしょう)も改善できたのです。

解説

このように癲癇性自閉症の原因となる遺伝子が確認できたことにより、癲癇性自閉症の早期診断も期待されます。

ただし研究者によると残念なことに、今回の研究の対象が近親婚の行われた特殊な家族であったため、一般的な自閉症患者にBCAAサプリメントの効果のある人がどれほどいるのかは明言できないということです。