夕方に飲むコーヒーや紅茶でも夜の睡眠の妨げとなる

(2013年11月) "Journal of Clinical Sleep Medicine" に掲載された研究によると、コーヒーを飲む時間帯が夕方であっても、夜になってからコーヒーを飲むのと同程度に睡眠に悪影響があるかもしれません。

研究の方法

この研究では、夜に普通に眠れている健康な人たち12人に、カフェインの錠剤を1日に3粒、4日間にわたって服用してもらいました。 ただし、カフェイン(量は400mg。 コーヒー2~3杯分に相当)が実際に含まれているのは、そのうちの1粒だけで、残りの2粒はプラシーボでした。 また、4日間のうちに3粒すべてがプラシーボの日を1日設けました。 カフェインの錠剤を飲むタイミングは、就寝6時間前、就寝3時間前、および就寝直前としました。

つまり、就寝6時間前にカフェインを摂取した日、就寝3時間前にカフェインを摂取した日、就寝直前にカフェインを摂取した日、そしてカフェインを摂取しなかった日という4通りの場合を4日間で試したというわけです。 それを12人分。
研究グループには、被験者が1日のうちのどの時点で飲んだ錠剤が本物のカフェイン錠であるかが把握できるようになっていたのでしょう。
結果

試験の結果、どのケースでも睡眠に支障がありました。 就寝6時間前にカフェインを摂取した場合にも、被験者たちの夜の睡眠時間が(平均で)1時間以上減っていたのです。

研究者は次のように述べています:
「午後に飲んだコーヒーによって睡眠が妨げられているのには気付きにくいのですが、ぐっすりと眠りたいのであれば午後5時以降にはカフェインを避けるべきでしょう」
米国の睡眠医学の専門家は次のように述べています:

「ほとんどの人は、普段摂取しているカフェインの量をきちんと把握していません。 カフェインは、睡眠状態に入るのと睡眠状態を維持するのとの両方を邪魔します。 そして、カフェインの効果は最大で12時間も継続します。

夜に眠れなくて困っているのであれば、とりあえずカフェインの摂取量を減らしてみましょう。 特に午後あるいは就寝8時間前のカフェイン摂取量に気を付けることです」
別の専門家の話では、朝に飲むコーヒーは夜の睡眠の妨げにはならないと考えられます。