過剰な飲酒で吐息に含まれる一酸化窒素の量が減る

(2016年8月) "Chest" 誌に掲載されたロヨラ大学シカゴ校の研究により、過剰飲酒によって肺の健康状態を乱れ、呼気に含まれる一酸化窒素の量が減ることが明らかになりました。 出典: Loyola Study Finds That Excessive Alcohol Consumption Impacts Breathing

一酸化窒素

一酸化窒素は呼吸中に体内で作られる気体で、呼吸器感染症を引き起こす細菌を殺すうえで重要な役割を果たしています。

また喘息患者においては、呼気中に含まれる一酸化窒素の量が喘息治療薬の効き目を判定する指標となります。 飲酒が呼気中の一酸化窒素の量に影響するのであれば、一酸化窒素のこの指標としての役割に影響する恐れがあります。

研究の方法

米国に住む成人男女1万2千人ほどのデータを調査しました。 この研究では「慢性的飲酒」または「大量飲酒」を「過剰飲酒」とみなしました。

結果
27%が過剰飲酒者でした。 喘息の有無・喫煙習慣・食生活などの要因を考慮してデータを分析したところ、過剰飲酒者は飲酒習慣が無い人に比べて呼気に含まれる一酸化窒素の量が少ないという結果でした。 そして一酸化窒素の量は、飲酒量が多いほど少なくなっていました。