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陸上競技の選手として世界レベルで現役の高齢者の筋肉

(2016年3月) "Journal of Applied Physiology" に、若い頃から運動選手として一流で老いてもなお現役である高齢者と一般の高齢者とで筋肉を比較したカナダの研究の結果が報告されています。 出典: Exercise Keeps Muscles – And You – Young

研究の方法

陸上競技の世界レベルの大会に出場している80代の高齢者7人と、同年齢の普通の高齢者(介護を必要としない)とで筋肉を比較しました。

結果

運動選手として現役である高齢者のグループは普通の高齢者のグループに比べて、脚の筋力が25%強く、総筋肉量が約14%多く、脚の筋肉の運動単位(モーター・ユニット)が30%ほど多いという結果でした。

解説
運動単位とは

運動単位は神経と筋繊維で構成されています。 運動単位が多いほど筋肉量が多く、したがって筋力が強いということになります。 運動ニューロン(運動神経細胞)が老化により減少すると運動単位も減少します。 60才を過ぎると、運動ニューロンが減少するペースが著しく速まります。

コメント
研究者は次のように述べています:
「普通の高齢者であっても筋肉量の減少を運動によって緩和できると思います。 ただし、一流の運動選手の筋肉が健康なのが遺伝子の違いによるものかもしれないので、今後の研究で調べる必要があります」