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運動は血管に作用してボケ防止効果をもたらす

(2014年8月) "Neurobiology of Aging" 誌に掲載されたモントリオール大学の研究によると、運動によって認知能力の衰えを抑制できるのは、運動により動脈の健康が維持されるためかもしれません。

この研究では、18~30才の若い男女31人と、55~75才の中高年者54人を調査しました。 これらの人たちを対象に、心肺機能と認知能力を測定し、さらに MRI で①脳につながる血管、②認知能力テスト中の脳の活動、および③大動脈の状態を調べました。

その結果、①加齢によって実行機能(計画立案能力や、判断力、思考力、問題解決能力、注意力、感情抑制力など)、大動脈の柔軟性、および心肺機能が衰えること、②血管の健康状態と脳の機能とのあいだに関連性が存在すること、そして③心肺機能と脳機能とのあいだに相関関係が存在することが示されました。

この結果から、加齢による認知能力の劣化を食い止める効果が運動にあるのは、運動によって動脈の柔軟性が維持され、それによって脳の血管の健康が保たれるためだと考えられます。

研究者は次のように述べています:

「大動脈(心臓から出ている大きな血管)の状態と心肺機能が良好な高齢者の方が、認知テストの成績が優れていました。 したがって、運動によって認知機能の衰えが鈍化する理由の1つは、運動により血管の柔軟性が維持されるためだと思われます」