「最新健康ニュース」のコンテンツを閲覧以外で利用する方は「引用・転載・ネタ探しをするときのルール」をご覧ください。

認知症の患者が運動をしても症状の悪化を抑制できない?

(2018年5月) "*The BMJ*" に掲載されたウォーリック大学(英国)などの研究で、軽度~中等度の認知症の患者が中~高強度の運動をしても認知症の症状の進行を鈍化させられないという結果になりました。

研究の方法

平均年齢77才の男女494人(301人が男性)を2つのグループに分けて、一方のグループ(329人)にのみ通常のケアに加えて中~高強度の有酸素運動および筋力トレーニング(合計で150分間/週の運動)を1年間にわたり続けてもらいました。

結果

実施した認知機能の程度を示すアンケート(70点満点でスコアが低いほど認知機能が良好)の結果が、通常のケアのみのグループが23.8点(当初は21.8点)だったのに対して運動もしたグループでは25.2点(当初は21.4点)でした。

したがって、中~高強度の運動を続けたグループのほうが1年間における認知機能が衰え方がひどかったことになります。 ただし、両グループのスコア差は小さく、臨床的にどれだけの意味があるのかは不明瞭です。