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運動に医療費を節約する効果。 心臓病や脳卒中の患者では年間2千5百ドル

(2016年9月) 運動習慣が心血管疾患(心臓疾患や脳卒中)・糖尿病・高血圧などの予防に有効であることが知られていますが、"Journal of the American Heart Association" に掲載された Baptist Health South Florida(米国)の研究によると、心臓疾患の患者も健康な人も推奨されている量の運動を継続することで医療費を節約できます。 特に心血管疾患の患者、年間の医療費を平均2千5百ドルも節約できます。

研究の方法
18才以上の米国人男女2万6千人のデータ(*)を分析しました。 心血管疾患を患っていなかったグループでは半数近くが、心血管疾患を患っていたグループでも1/3ほどが推奨される運動量を達成していました。
(*) 体重が少なすぎる人・妊婦・10歩以上続けて歩けない人はデータから除外されています。
結果

心血管疾患(*)を患っていたグループのほうが、健康なグループよりも医療費が高くなっていました。

心血管疾患の患者
推奨される運動量(†)を達成できたいた場合には達成できていなかった場合に比べて、年間の医療費(‡)が平均で2千5百ドル超も安くなっていました。

(*) 冠動脈疾患・脳卒中・心臓発作・不整脈・末梢動脈疾患(PAD)

(†) 米国心臓協会が心血管の健康のために推奨する運動量は、中強度の有酸素運動(⇔ 息を止めて行うウェイト・トレーニング)であれば30分×5日/週、高強度の有酸素運動であれば25分×3日/週というものです。

(‡) 診療費・入院費・薬代など。
健康な人でも
心臓病を患っておらず心血管疾患のリスク要因(*) もせいぜい1つしか抱えていないという健康な人たちのグループにおいても、運動習慣を継続している場合には年間の医療費が平均で500ドル安くなっていました。
(*) 高血圧・高コレステロール値・糖尿病・喫煙習慣・肥満。
アドバイス
研究者は次のように述べています:
「病気の予防と医療費の節約において、運動に勝る薬はありません。 ただし、心臓疾患を患っている場合には、医師の指導のもとで運動を行いましょう」