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運動によって記憶力が向上する理由

(2013年12月) 運動によって記憶力が向上することは随分と前から知られていましたが、"Behavioral Brain Research" 誌に掲載された研究により、その理由が明らかになったかもしれません。 運動中にBDNF、VEGF、およびIGF-1という3種類のホルモンが増加するというのです。

BDNF・VEGF・IGF-1

BDNF・VEGF・IGF-1はいずれも成長因子(growth factor)と呼ばれるホルモンで、①海馬(学習と記憶を司る脳の器官)に新たに生じた神経細胞と血管の成長と成熟の促進、および②既存の脳細胞間の連絡の調整に関与しています。

このことから、運動によって記憶力が向上するのはBDNF・VEGF・IGF-1が増加するためではないかと考えられます。

研究の概要
この研究では、健康な青年たちを対象に、ホルモン(BDNF・VEGF・IGF-1)の血中濃度・認知記憶力(recognition memory)・持久力(aerobic fitness)を測定しました。 持久力が高い人ほど血中のホルモン量が多く、記憶力も優れていました。