運動で記憶力を向上させたいなら暗記してから数時間後に運動を

(2016年6月) "Current Biology" 誌に掲載されたラドバウド大学医療センター(オランダ)の研究によると、何かを暗記しておきたいときには暗記直後ではなく暗記してから数時間後に運動をすると良いかもしれません。

研究の方法
ステップ1

72人の被験者に、画像がPC画面上に表示された場所を暗記してもらいました。 所要時間は約40分で、画像の枚数は90枚でした。

ステップ2
72人を次の3つのグループに分けました:
  1. 暗記後直ちに運動をするグループ
  2. 暗記後4時間が経過してから運動をするグループ
  3. 運動をしないグループ

運動はエアロバイク(サイクリング・マシン)を用いて行いました。 運動の時間は35分間(休息を挟む)で、運動の強度は各被験者の最大心拍数の80%までというものでした。

ステップ3

暗記してから48時間後に、暗記した内容をどれだけ覚えているかをテストしました。

結果

暗記テストの成績が最も良かったのは、暗記から4時間後に運動をしたグループでした。

解説
運動によりカテコールアミン(ドーパミンやノルアドレナリンなど)が増加することが知られていますが、これまでに行われた動物実験でカテコールアミンに記憶固定を向上させる効果のあることが示されています。