透析の時間を倍にしてもほとんど意味は無い?

(2014年11月) "ASN Kidney Week" で発表された The George Institute for International Health(オーストラリア)の研究で、腎不全で血液透析(人工透析)を受けている人が透析の時間を増やしても生活の質はほとんど向上しないという結果になりました。

この研究で、透析患者たちを2つのグループに分けて、一方のグループには24時間/週の透析を、そしてもう一方には12時間/週の透析を受けてもらったところ、両グループでアウトカム(治療結果)に大差がなかったのです。

24時間/週の透析を受けたグループの方が血圧が良好で、生化学的な測定値が一部改善されていましたが、試験期間が12ヶ月でしかなかったため透析時間増加によるこれらの効果が長期的にどのような意味を持つのかは不明です。

少なくとも、1年という期間においては透析時間を倍増することによる明確なメリットは見られませんでした。