室内に漂う化学物質が衣服に吸着され、洗濯時に排水として環境中に放出される

(2016年8月) 家具や電気製品に使用されている難燃剤は健康に悪影響を及ぼす恐れがありますが、"Environmental Science & Technology" 誌に掲載されたトロント大学スカボロ校の研究によると、この難燃剤が意外なルートで河川の水を汚染することが明らかになりました。

室内に存在する難燃剤やフタル酸エステルをコットンやポリエステルなどの繊維で作られた衣服が吸着し、その衣服を洗濯したときに衣服に蓄積していたこれらの化学物質が洗濯の排水中に溶け込むというのです。 こうして環境中に放出された化学物質は、水に住む生物や人間に悪影響を及ぼす恐れがあります。

浄水場に入ってくる水にも浄水場から出てくる水にも多量の難燃剤が含有されています。 また、難燃剤が使われている製品から放出された難燃剤が、室内のホコリや空気中から検出されています。