転倒を恐れる高齢者は転倒しやすくなる

(2016年9月) New York Institute of Technology のベロニカ・サウザード準教授によると、高齢者は転倒しないように心掛ける必要がありますが、転ぶのを恐れていると余計に転びやすくなります。 転倒を恐れて体を動かさずにいると体が弱ってしまうからです。出典: "Fear of Falling Can Cause You to Fall." Tips to Help Older Adults Prevent Falls

転倒について
転倒は高齢者が死亡するきっかけとなる主な原因の1つです。 65才以上の高齢者の3人に1人が転倒します。

したがって年をとったからといって活動量を減らすべきではありませんが、50才を過ぎたら、家の中を見直して転びにくくなるように工夫しましょう。 具体的には、(足を取られて転ばないように)床の一部だけに敷く小さなカーペットを片付ける、浴室に取っ手を付ける、照明を充実させる、台所を片付けて歩き回りやすくするなどです。

ベロニカさんは次のように述べています:

「転倒を警戒するけれども恐れはしない、というのが理想です。 警戒するとは例えば、冬に地面が凍っているときに用心するということです。 その一方で、転倒への恐れは身体活動量の低下につながります。 転倒を恐れるあまりに活動を制限してしまうのはマイナスです」

「健康に年を取り介護を必要としない自立的な生活を維持するには、体を動かすことが大切です。 転倒のリスクを低減する措置を講じたうえで活動量を確保すると良いでしょう」
筋力・バランス能力・視力など転倒のリスクに関わる部分に問題が生じている場合には、医療機関に相談しましょう。