オナラの原因となる食品

オナラの起源

腸内では1日あたり25リットルものガスが作り出されています。 25リットルのガスが占める容積は、小型車の車内容量の1/3ほどにもなります。

しかし、人は1日に25リットル分もオナラやゲップをしたりはしません。 作られたガスはどこへ行くのでしょうか?

腸で作られたガスの大部分(22.5リットルほど)は、腸内細菌によって再吸収されて利用されたり、腸に吸収され肺を経由して体外に排出されます。

そして、残りの2.5リットルほどのガスがオナラやゲップとして体の外に出てきます。 人が1日にするオナラの平均回数は男性で12回、女性で7回だと言われています。 一回当たりのガス排出量は30~120ml。

オナラの出やすさ

オナラが出るかどうかは直腸に存在する神経系の感度によります。 したがって、過敏性大腸症候群の患者ではオナラの回数が増えると思われます。

一日のうちのどの時間帯にオナラが良く出るかは人によって異なります。 朝方にオナラが多いという人もいれば、晩に多いという人もいます。

オナラの臭い

体内で生産されるガスの大部分には臭いはありませんが、40%ほどの人は体内に住んでいる細菌のために臭いの原因となる硫化水素のガスが体内で作り出されています。

ひどく臭いオナラであっても、普通は健康上の問題とは関係がありません。 ただし、大腸炎の患者においては、ひどい臭いのオナラが腸内で炎症が再発または悪化している兆候であることがあります。

オナラの原因となる食品
  • 食後には体内で生産されるガスの量が増加しますが、食物繊維を多く含む食品(コーンフレークや、パン、パスタなど)を食べたときに増加量が大きくなります。
  • アーティチョークや、豆類、芽キャベツ、茄子(なすび)などもオナラの量と質(臭い)に影響します。
  • 100%果汁のジュースや、ワイン、加工肉、ドライフルーツには保存料として硫黄が用いられており、そのためにオナラが増えます。 これらの食品が、硫黄を生産する腸内細菌に利用されて硫化水素が作られるのです。
  • 果糖もオナラが増える原因になります。 人体には果糖を分解する酵素が備わっていないため、果糖を大量に摂取すると分解されないままに結腸まで届き、そこで細菌による醗酵の原料として用いられてガスの原因となるのです。 果糖によるオナラの増加は、リンゴや梨あるいはこれらのジュースを摂取したときに顕著です。
  • 十分に熟していない核果(桃や梅など堅い核のある果物)を食べたときにもオナラが増加します。 実が若い核果にはペクチン(醗酵性食物繊維の一種)が多量に含まれていて、それが結腸で醗酵するためです。
  • 十分に熟していないバナナでもオナラが増加します。 熟したバナナに比べて、デンプン質が多く糖分が少ない(デンプン⇒糖への変換が進んでいないのでしょう)ために、結腸において 難消化性デンプンとして腸内細菌のエサになるために、ガスが多量に生産されるのです。