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ファーストフードとフタル酸エステル

(2016年4月) "Environmental Health Perspectives" 誌に掲載されたジョージ・ワシントン大学の研究で、ファーストフードを多く食べる人はフタル酸エステルと呼ばれ有害性が懸念されている化学物質の検出量が多いという結果になりました。出典: Recent Fast Food Consumption and...Phthalates Exposures...

フタル酸エステル

フタル酸エステルはプラスチック製品・食品のパッケージ・パーソナルケア用品などに幅広く使用される物質で、喘息や湿疹のリスク・生殖・ホルモンなどへの悪影響が指摘されています。 米国では 2008年以来、フタル酸エステルの子供用製品(玩具やチャイルド・ケア用品)への使用が禁止されています。

研究の方法
米国人男女 8,877人を対象に、過去24時間以内の食事に関するアンケートと尿検査を実施しました。 尿検査では、尿に含まれるDEHPとDiNP(*)の代謝物(†)の濃度を調べました。

(*) DEHPとDiNPはどちらもフタル酸エステルの一種で、いずれも不妊の原因となる可能性が指摘されています。

(†) DEHPやDiNPが体内で分解されて生じる物質。 DEHPやDiNPの代謝物の尿中濃度が高いということは、体内に入ったDEHPやDiNPが多いということ。
結果
過去24時間以内に食べたファーストフードの量が多い人ほどフタル酸エステル代謝物の尿中濃度が高くなっていました。 ファーストフードを全く食べなかったグループに比べてファーストフードを食べた量が最も多かったグループは、フタル酸エステル代謝物の尿中濃度がDEHPでは23.8%、DiNPでは39%高くなっていました。