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健康的な脂肪とそうでない脂肪との違いはアディポネクチン生産量?

(2015年11月) 上半身に付く脂肪よりも下半身に付く脂肪の方が健康的であることが知られていますが、"The Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism" に掲載されたウィスコンシン医科大学の研究によると、両者の違いは脂肪が作り出すホルモンの量にあるかもしれません。

研究の方法
2,486人分の白人男女のデータ(72%が女性、61%が肥満者)を用いて、体脂肪の分布とアディポネクチン(*)の量と代謝病(†)のリスク要因との関係を調べました。

(*) 脂肪細胞が作り出すホルモン。 抗炎症作用とインスリンの効果を高める作用がありますが、認知症のリスクとの関係が指摘されてもいます。

(†) メタボリック・シンドローム、2型糖尿病、高血圧、脂質異常症など。
結果
上半身(腹部)に脂肪が多く付いているグループ(主に肥満者)はアディポネクチンの体内量が少なく、代謝的な健康状態(インスリン抵抗性と脂質異常)が劣悪でした。 下半身(太腿やヒップ)に脂肪が集中していたグループでは逆に、アディポネクチンの体内量が多く代謝的な健康状態が良好でした。