子供ができた男性は太る

(2015年7月) "American Journal of Men’s Health" に掲載されたノースウェスタン大学(米国)の研究で、子供ができた男性は太るという結果になりました。

研究の方法

10,253人の男性を20年超にわたり追跡調査して、子供の有無と体重との関係を調べました。 BMIの計測は次の4つの時点で行いました: ①思春期の初め頃、②思春期の後半、③20代半ば、④30代の初め頃。

結果
主な結果は次の通りです:
  • 子供が生まれた後に子供と一緒に住んでいる男性ではBMIが平均で2.6%増加していた。
  • 子供が生まれた後に子供と一緒に住んでいない男性でもBMIが平均で2%増加していた。
  • 子供がいない男性では子供が生まれる時期に相当する頃にもBMIがわずかに減っていた。

BMIで2.6%の増加というのは、身長が180cmほどの男性であれば2kg程度の体重増加に相当します。 子供がいない男性の体重減少幅は、身長が180cmほどの男性で600g超に相当する程度でした。

この結果は、年齢・人種・教育水準・年収・運動量・テレビ視聴時間・婚姻状態など体重増加に影響する要因を考慮したうえでのものです。

解説

男性が結婚すると体重が増えることが過去の研究で示されていますが、今回の研究では結婚で体重が増えるのに加えて子供が生まれることによっても体重が増えることが示されました。 太っている男性では心臓病・糖尿病・ガンのリスクが増加します。

考えられる理由
父親になることで体重が増えるのは、子供の存在によって生活習慣や食習慣に変化が生じるためかもしれません。 例えば、家族を優先するようになるために運動時間を削られる、子供用のお菓子が家にあるのを食べる、子供の食べ残しを食べるなどの可能性が考えられます。