自分が実年齢以上に老けていると感じている人は入院することが多い

(2016年2月) "Health Psychology" モンペリエ大学(フランス)などの研究で、「自分が年のわりに老けている」 と感じている人は入院する事態に陥るリスクが高いという結果になりました。出典: Feeling Older Increases Risk of Hospitalization, Study Says

研究の方法
24~104才の米国人1万人超の 1995~2013年にかけてのデータを分析しました。 データの内容は次のようなものでした:
  • 自分の実際の年齢とは別に自分が何才ぐらいであると感じているかを尋ねた結果
  • 病歴の有無(高血圧・糖尿病・ガン・肺疾患・心疾患・脳卒中・骨粗鬆症・関節炎など)
  • 抑鬱症状を調べたアンケートの結果
  • データ期間中における入院の回数
結果

年齢・性別・人種・教育水準を考慮したうえで分析したところ、自分の実年齢より自分が老けていると感じていたグループでは、2~10年間以内に入院するリスクが10~25%高くなっていました。

主観的な年齢が高いと入院リスクが高いという関係の一部は抑鬱症状および健康不良によるもの(*)だと考えられます。 また、自分が老けていると感じていたグループは、運動量が少なく認知機能の低下が早い傾向にありました。 運動不足と認知機能の低下はいずれも入院リスクの増加を招きます。
(*) 抑鬱症状があったり健康状態が悪かったりする人は、自分が老けていると感じるし入院リスクも高いということでしょう。
アドバイス
研究者は次のように述べています:
「自分が老けていると感じるならば運動をしましょう。 運動によって抑鬱と慢性疾患のリスクを下げることができます。 そうすると入院のリスクも下がります」