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自分が年齢よりも若々しいと感じている高齢者は死亡率が低い

(2014年12月) "JAMA Internal Medicine" に掲載された University College London のレポートで、自分が年齢よりも若々しいと感じている高齢者は死亡率が低かったという研究結果が報告されています。

歴年齢(生年月日に基づく社会上の年齢。 対義語は「生物学的年齢」)よりも3才以上若いと感じている高齢者は、そうでないと感じている高齢者よりも死亡率が低かったのです。

研究の方法

この研究では、平均年齢65.8才の高齢者 6,489人のデータを調査しました。 「自分が歴年齢よりも3才以上若い」と感じている人が69.6%を占め、6,489人全体での主観的な年齢は56.8才でした。 「自分は歴年齢と同程度の若さだ」と感じている人は25.6%、「歴年齢より1才を超えて年老いている」と感じている人は4.8%でした。

結果

平均99ヶ月間の追跡期間中における死亡率は、「自分が若い」と感じているグループでは14.3%、「年齢なりの若さだ」と感じているグループでは18.5%、そして「年齢以上に老けている」と感じているグループでは24.6%でした。

主観的な年齢は、心血管疾患(心臓発作や脳卒中など)による死亡率との間には強い相関関係が認められましたが、ガンによる死亡率との間には関係が認められませんでした。

研究チームによると、「自分が年齢以上に若い」という感覚は次のような点に由来している可能性があります:
  • 健康的な習慣(正常な体重、薬をきちんと服用しているなど)
  • 病気や精神的ダメージからの回復力の強さ
  • 人生をコントロールできているという感覚
  • 生きようとする意志