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自分が年齢よりも若々しいと感じている成人は死亡率が低い

(2018年6月) "Psychosomatic Medicine" 誌に掲載されたフロリダ州立大学などの研究で、「自分が年齢のわりに若い」と感じている成人は死亡リスクが低いという結果になりました。
Stephan, Yannick et al. "Subjective Age and Mortality in Three Longitudinal Samples"

研究の方法

米国に住む男女1万7千人(*)を対象に、主観的な年齢(†)・心身の健康状態・身体活動量などを尋ねたのち、最長で20年間にわたり生存状況を追跡調査しました。

(*) 次の3つのコホート(調査データ)の合計: ①Health and Retirement Study(HRS)、②Midlife in the United State Survey(MIDUS)、③National Health and Aging Trends Study(NHATS)。

(†) おそらく、暦年齢(生年月日に基づく戸籍上の年齢)にかかわらず自分の肉体年齢を何才ぐらいに感じているかということ。

結果

データに含まれる人たちは平均で、自分が暦年齢より15~16%若いと感じていました。

主観的な年齢が(暦年齢に比べて)高い場合には次のように死亡リスクが増加していました:
  • 8才高い場合: +18%(MIDUSのデータ)
  • 11才高い場合: +29%(HRSのデータ)
  • 13才高い場合: +25%(NHATSのデータ)

3つのデータを併せたメタ分析を行うと、主観的な年齢が高い(何才高ければなのかは不明)と死亡リスクが24%増加するという結果になりました。

主観的な年齢が高いと死亡リスクが高いという関係は、持病の有無・身体活動量・身体の不自由さ・認知機能面での問題は説明がつくと思われます。