(中高年女性)生活習慣と心臓病・脳卒中・死亡リスクとの関係

(2018年3月) エラスムス医療センターなどの研究グループが "European Journal of Epidemiology" に発表したメタ分析で、中高年女性における生活習慣と心臓病・脳卒中・死亡リスクとの関係が調査されています。

メタ分析の方法

中高年の女性を対象に生活習慣(喫煙・身体活動・飲酒・BMI)と心血管疾患(心臓病や脳卒中)のリスクや死亡リスクとの関係を調べた59の研究(2016年2月末までに発表されたもの)のデータを分析しました。データに含まれる人数は535万人超でした。

結果

喫煙

現在喫煙習慣がある場合には喫煙歴が無い場合に比べて、次のようにリスクが増加していました:
  • 冠動脈疾患(心臓病)になるリスク: +212%
  • 脳卒中になるリスク: +109%
  • 心血管疾患で死亡するリスク: +176%
  • 総死亡リスク(死因を問わない死亡リスク): +122%

身体活動

十分な身体活動の習慣がある場合には無い場合に比べて、次のようにリスクが低下していました:
  • 心血管疾患になるリスク: -26%
  • 冠動脈疾患になるリスク: -29%
  • 脳卒中になるリスク: -23%
  • 心血管疾患で死亡するリスク: -30%
  • 総死亡リスク: -29%

飲酒

適度に飲酒する習慣がある場合には飲酒習慣が無い場合に比べて、次のようにリスクが低下していました:
  • 冠動脈疾患になるリスク: -28%
  • 心血管疾患で死亡するリスク: -37%
  • 総死亡リスク: -20%

BMI

肥満している(BMIが30~35)の場合には普通体重(BMIが18.5~25)の場合に比べて、次のようにリスクが増加していました:
  • 冠動脈疾患になるリスク: +67%
  • 心血管疾患で死亡するリスク: +130%
また、BMIが5増えるごとに総死亡リスクが24%増加していました。