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乳製品の種類によって死亡リスクへの影響が異なる?

(2017年5月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたヨーテボリ大学(スウェーデン)などの研究によると、乳製品の種類によって死亡リスクへの影響が異なるかもしれません。

研究の方法

スウェーデンに住む男女10万人超の食生活を調べたのち13.7年間にわたり死亡状況を追跡調査しました。

そして、牛乳・バター・ヨーグルト・チーズの摂取量と死亡リスクとの関係を分析しました。 分析においては、年齢・性別・BMI・喫煙習慣・教育水準・カロリー摂取量・身体活動量などを考慮しました。

結果

追跡期間中に 7,121人が死亡しました。

牛乳を毎日2.5回以上飲むという人は週に1回以下しか飲まないという人に比べて、総死亡リスク(死因を問わない死亡リスク)が32%高くなっていました。

同様の比較で、牛乳以外の乳製品では次のように総死亡リスクが増減していました:
  • バター: +11%
  • ヨーグルト: -10%
  • チーズ: -7%

類似研究

  • "*The BMJ*"(2014年)に掲載された研究でも今回と同様に、牛乳の飲用量が多いと総死亡リスクが(特に女性で大幅に)増加するけれど、ヨーグルトチーズの摂取量が多いと総死亡リスクが低いという結果になっています。
    牛乳などの乳製品の死亡リスクへの影響は、リスクの増加と減少のいずれについても、ガンで死亡するリスクよりも心血管疾患(心臓病・脳卒中)で死亡するリスクで顕著でした。
  • ハーバード大学などの研究チームがイランで行い "American Journal of Epidemiology"(2017年)に掲載された研究では、乳製品の摂取量が多いと総死亡リスクが20%近く低いという結果になっています。 各種乳製品のうち総死亡リスクの低下に寄与していたのはヨーグルト・チーズ・低脂肪の乳製品でした。 高脂肪の乳製品の摂取量は死亡リスクに影響していませんでした。
    乳製品の摂取量は、心血管疾患で死亡するリスクとの間には明確な関係が見られた一方で、ガンで死亡するリスクとの間には関係がみられませんでした。
  • "European Journal of Epidemiology"(2017年)に掲載された英国の研究では、牛乳や乳製品の摂取量は総死亡リスクに影響しないという結果になりました。
  • "American Journal of Public Health"(2014年)に掲載されたメタ分析でも26の研究の180万人分のデータを分析して、乳製品の摂取量と心血管疾患やガンなどで死亡するリスクとの間に関係はないという結果になっています。
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