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妊娠中のBBzP暴露により、生まれた子供がアトピー性皮膚炎になるリスク

(2012年10月) "Environmental Health Perspectives" 誌に掲載された Columbia Center for Children's Environmental Health(米国)の研究によると、 家庭にも存在するフタル酸ブチルベンジル(BBzP)という化学物質に胎児のうちに暴露されると、出生後にアトピー性皮膚炎を発症するリスクが増加する可能性があります。

予備知識
アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは慢性的な皮膚疾患で、その症状は顔・頭皮・手足の肌が痒みを伴って赤くなり乾燥するというものです。 アトピー性皮膚炎はときに、アレルギーと同様に過敏反応が原因となります。

BBzP

BBzPは、ビニールのフロアリングや人工皮などに含まれており、ゆっくりと空気中に放出されていきます。 この研究の一環として行われた尿検査では、BBzPが尿から検出されなかった女性は1人だけでした。

研究の方法

非喫煙者の407人の女性のデータを分析しました。 女性たちが妊娠7~9ヶ月目のときにBBzPの尿中濃度を測定して、出産後に子供がアトピー性皮膚炎と診断されなかったかどうかを尋ねました。

結果
2歳までにアトピー性皮膚炎になっていた子供は30%にあたる113人でした。 妊娠中のBBzP尿中濃度が高かったグループは尿中濃度が低かったグループに比べて、生まれた子供が2歳までにアトピー性皮膚炎になるリスクが52%増加していました。
BBzP尿中濃度とゴキブリ、チリダニ、ネズミに対するアレルギーのリスクとの間に関係は見られませんでした。
留意点

この研究では、子供の生後のBBzP暴露量は考慮しておらず、子供がアトピー性皮膚炎であるというのも母親の自己申告によるもので研究者がチェックしてはいません。