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内臓脂肪から放出される物質が細胞のガン化を促す

(2017年8月) 肥満が各種ガンのリスク要因であることが知られていますが、"Oncogene" 誌に掲載されたミシガン州立大学などの研究により、脂肪から放出されるタンパク質の一種に細胞のガン化を引き起こすもののあることが明らかになりました。

研究の概要

マウスに高脂肪のエサを与えるという実験により、腹部脂肪から放出されるFGF2(線維芽細胞増殖因子2)というタンパク質に一部の(FGF2の影響を受けやすい)細胞のガン化を促す作用のあることが示されました。

腹部脂肪は皮下脂肪と内臓脂肪の2層で構成されますが、皮下脂肪よりも内臓脂肪のほうがFGF2を多量に放出していました。

さらに、乳ガン患者から採取した内臓脂肪をマウスに移植するという実験では、内臓脂肪からの分泌物に含有されるFGF2の量が多いとガン化するマウスの細胞が多いことが示されました。