食物繊維入りの食品に空腹感を抑える効果ナシ

(2013年2月) "Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics" に掲載されたミネソタ大学の研究で、食物繊維を含有するチョコレート・バーに空腹感を抑える効果は無いという結果になりました。

研究の内容

この研究では、ダイエット中ではない22人の若い女性に、5種類のチョコレート・バーをそれぞれ別の日に食べてもらいました。 5種類のうち4種類には種類が異なる機能性食物繊維(イヌリンなど)が添加されており、残りの1種類は食物繊維が強化されていない普通のチョコレート・バーでした。

女性たちにチョコレート・バーを夕食時に1本と翌朝の朝食時に1本食べてもらい、その後の昼食時の空腹感を調査したところ、食物繊維入りのチョコレート・バーを食べたときと、普通のチョコレート・バーを朝食に食べたときとで、ランチタイム時のお腹の空き具合にほとんど違いがありませんでした。

ただし、食物繊維を強化したチョコレート・バーを食べたときの方が、体内で発生するガス(腸内細菌が食物繊維を分解したときに生じる)の量と膨満感は増加していました。

解説

この研究結果は、食物繊維入りの食品の効果を調べた他の研究の結果と一致します。 食物繊維入りの食品に、空腹感を抑える効果はありません。 つまり、食物繊維入りの食品を食べたのに、すぐに食べ物を欲しがるあなたのお腹は無罪なわけです。

しかし食物繊維入りの食品に意味が無いわけではなく、肥満・便秘・心筋梗塞・糖尿病など多くの症状に食物繊維は有効です。
食物繊維が食欲を抑えるのに有効だという研究もあります。 空腹感と食欲は同じものではありませんね。 胃が空なのを感じていても食欲が無いときもあります。