閲覧以外でのコンテンツの利用をお考えの方は引用・転載をするときのルールをご確認ください。
Copyright (c)2013-2017 最新健康ニュース All Rights Reserved.

食物繊維・果物・野菜で腎結石の新規発症リスクが低下

(2014年12月) "The Journal of Urology" に掲載されたワシントン大学の研究で、食物繊維・果物・野菜の摂取量が多い人では腎結石の発症リスクが低下するという結果になりました。

この研究では、閉経後の女性 83,922人(平均年齢64才、85%が白人)のデータを分析しました。 8年間のうちに腎結石になった女性の率はデータ全体の3.5%でした。

腎結石を新規に発症するリスクの低下率は次のようなものでした:

  • 各種食物繊維の摂取量が多かったグループでは6~26%(P < 0.001)の低下
  • 果物の摂取量が多かったグループでは12~25%(P < 0.001)低下
  • 野菜の摂取量が多かったグループでは9~22%(P = 0.002)低下

これらの結果は、腎結石のリスク要因(BMI など)を考慮したうえでのものです。 今回の結果は、男性や若い女性には当てはまらないかもしれません。

再発リスク
今回、腎結石の再発リスクについては食物繊維・果物・野菜の摂取量とのあいだに統計学的に有意と言えるほどの関係が見られませんでした。 その理由は不明ですが、この点に関して研究チームは次のように述べています:

「 『結石が最初に形成されるときに食物繊維・果物・野菜の摂取量が関係してくるが、結石が再発するときには BMI や水分・塩分・動物性タンパク質・カルシウムの摂取量などの要因の影響が大きくなる』 という可能性が考えられる」

「データ期間中に初めて腎結石になったグループに比べて、腎結石の病歴があったグループには、結石リスクが増加する稀少疾患(腎尿細管性アシドーシスや原発性副甲状腺機能亢進症など)を抱えていた女性が多かった可能性もある」
腎結石の病歴があるグループの女性は食物繊維・果物・野菜の摂取量が少ない傾向にあり、このグループの女性の大部分が最低水準の摂取量でした。