「わたし」と「わたしたち」、うつ病になり易いのはどちら?

(2013年5月) "Journal of Research in Personality" に掲載されたカッセル大学(ドイツ)の研究で、「わたし」という一人称単数形を使うことの多い人ほど欝や不安感のリスクが高いという結果になりました。

研究の方法

欝または不安障害で治療中の女性103人と男性15人に対して面談を行いました。 面談では60~90分間にわたって各々に、自分の過去・人間関係・自己認識について語ってもらいました。 さらに、アンケートを実施して欝の度合いと対人行動を調べました。

結果

「わたし」という一人称の単数形を多用する人は「わたしたち」という一人称複数形を多用する人よりも、欝や不安の症状が強い傾向にありました。

考えられる理由
このような結果になった理由として研究者は次の2つの可能性を考えています:
  • 「わたし」を多用する人は他人の注目を要求するタイプで寂しがり屋だから。
  • 「わたし」という一人称になってしまうのは孤独だから。(孤独は欝のリスク要因です)