初めてタトゥーを入れたときには免疫力が落ちるが繰り返すと体が慣れる

(2016年3月) "American Journal of Human Biology" に掲載されたアラバマ大学の研究によると、初めてタトゥー(刺青)を入れたときには免疫力が大きく落ちますが、何度もタトゥーを入れるうちに免疫力が落ちないようになってくると思われます

研究の方法
18~47才の男女29人(女性24人)がタトゥーを入れる前後に唾液の検査を行って、免疫グロブリンAとコルチゾールの量を調べました。
免疫グロブリンAは抗体の一種で、胃腸や呼吸器において風邪などの感染症を予防する作用を発揮します。 コルチゾールはストレスのホルモンで、免疫応答を抑制する作用があります。
結果

タトゥーを初めて入れたという人では、タトゥーを入れた後に免疫グロブリンAが減っていました。 これはタトゥーを入れることによる心身への負担のためにコルチゾールが増加したためだと思われます。

ところが何度もタトゥーを入れているという人では、タトゥーを入れた後の免疫グロブリンAの減り方が緩和されていました。

解説

研究者によると、筋力トレーニングを繰り返すうちに体がトレーニングに慣れて筋肉痛にならなくなるのと同じように、何度もタトゥーを入れることによって体がタトゥーを入れることに慣れるのだと思われます。

ただし、健康な人のタトゥーによるダメージからの回復が早いために、健康な人でタトゥーを入れる頻度が増えている可能性も考えられます。