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魚をよく食べる人は心臓病になりにくい

(2017年10月) "Nutrition, Metabolism & Cardiovascular Diseases" 誌に掲載されたNeuromed(イタリア)の研究で、魚をよく食べる人は冠動脈疾患になるリスクが低いという結果になりました。
冠動脈疾患とは
心臓に血液と酸素を運ぶ血管である冠動脈に、動脈硬化などが原因で狭窄または閉塞が生じる疾患のこと。 狭心症や急性心筋梗塞(心臓発作)など。

研究の方法

心臓病や脳卒中の病歴がない男女2万人超を対象に、アンケート調査で食生活を調べたのち4年間ほどにわたり冠動脈疾患と脳卒中の発生状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に287件の冠動脈疾患と66件の脳卒中が発生しました。

冠動脈疾患や脳卒中のリスクに影響する様々な要因を考慮しつつデータを分析したところ、魚を週に4回以上食べていたグループは週に2回未満しか食べていなかったグループに比べて、冠動脈疾患のリスクが40%低下していました。

脳卒中に関しては、魚の摂取頻度との間に統計学的に有意な関係が見られませんでした。

魚の種類別に分析すると、冠動脈疾患のリスクが下がっていたのは脂肪分の多い魚の摂取量が多い場合に限られていました。

解説

魚油にはDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。 脂肪分の多い魚でのみ冠動脈疾患のリスクが下がっていたことから、このリスク低下はオメガ3脂肪酸のおかげではないかと考えられます。

魚の脂肪含有量は文部科学省が運営する食品成分データベースで調べることができます。食品成分の「脂肪酸」という項目の中にある「n-3系 多価不飽和脂肪酸」というのがオメガ3脂肪酸のことです。