「最新健康ニュース」のコンテンツを閲覧以外で利用する方は「引用・転載・ネタ探しをするときのルール」をご覧ください。

魚を食べる量が多いアジア人は心臓病や脳卒中で死亡するリスクが低い?

(2018年1月) "Public Health Nutrition" に発表されたシステマティック・レビューで、アジアで行われた研究に限り魚を食べる量が多いと心血管疾患(心臓病や脳卒中)などで死亡するリスクが低いという結果になっています。

レビューの方法

魚を食べる量と死亡リスクとの関係を調べた14の追跡研究のデータを分析しました。 データに含まれる人数は90万人超、死亡件数は7万5千人超でした。

結果

魚を食べる量が1日あたり20g増えるごとに、心血管疾患で死亡するリスクが4%低くなっていました。 総死亡リスク(死因を問わない死亡リスク)ではこの数字は2%で、統計学的な有意性も微妙(95% CI: 0.97-1.00)でした。

研究が行われた地域別に分析すると、アジアで行われた研究でのみ、魚を食べる量が多いほど死亡リスク(心血管死亡リスクと総死亡リスクの両方)が低い(右肩下がりのグラフ)という関係が見られました。

欧米の研究ではこのような関係は見られず、魚摂取量と死亡リスクとの関係を示すグラフがほぼU字型(摂取量が一定の水準を超えると再びリスクが増加する)となりました。