魚油でスタチンの血管回復効果が増加

(2014年5月) "National Lipid Association" で発表された米国の研究によると、魚油にコレステロール低下薬のスタチンの効果を増幅する作用があるようです。

この研究ではまず、ヒトの臍静脈から採取した細胞を、酸化させた LDL(低密度リポタンパク質)で処理して病気のような状態にしました。 そしてナノテクノロジーを用いて、内皮細胞から放出される一酸化窒素など血管の健康に関与している分子を測定しました。

その結果、スタチンだけよりもスタチンをオメガ3脂肪酸の一種である EPA と組み合わせたときの方が、血管の内皮細胞の損傷(心臓疾患の前段階にあたる)を逆行(reverse)させる作効果が50%高かったのです。

研究者は次のように述べています:

「(血管の)内皮細胞の機能不全が心血管疾患の重要な兆候であって、プラークの形成に深く関与していることは知られています。 内皮細胞の機能に有益となる治療は心臓疾患のリスクが高い人たちにとっては非常に大きな意味を持ちます。

今回の研究では、スタチンと EPA の組み合わせが、内皮の細胞と機能に有益であることが明らかになりました」
魚油には中性脂肪(高すぎると心血管疾患のリスク要因に)を下げる効果もあります。