心肺機能・ウェストサイズ・全身性の慢性的な炎症の関係

(2018年1月) "Plose One" に掲載されたコペンハーゲン大学の研究で、心肺機能・ウェストサイズ・全身性の慢性的な炎症のあいだに関係が見られるという結果になっています。

これまでの研究でも、腹部の脂肪が多い人は全身に慢性的な炎症が生じていることが多いことが示されています。

慢性炎症について

炎症は病原体や有害物質に対して免疫系が引き起こす自然免疫反応の一部で、傷の治癒を促進したり病原菌を抑制したりするのに役立ちます。

しかし、炎症は健全な組織まで傷つけてしまうので、感染症や怪我などが生じていないときにも炎症がだらだらと継続する慢性的な炎症は体にとってマイナスとなります。 慢性的な炎症はガン・糖尿病・心臓疾患・リウマチ・抑鬱・アルツハイマー病など様々な病気の一因になると考えられています。

慢性炎症の原因となるのは、体内から排除されずに残っている病原体・有害物質・免疫系の異常・運動不足・肥満・遺伝的体質・加齢などですが、食事内容も慢性炎症に大きく影響します。

研究の方法

デンマークに住む男女1万人超の最大酸素摂取量(Vo2Max)・ウェストサイズ・身長・体重・CRP血中濃度(*)を調べたデータを分析しました。
(*) 慢性的な炎症の程度の指標。

結果

心肺機能が高い人はウェストサイズが小さく慢性的な炎症の程度も低いという結果でした。

運動習慣などで心肺機能を向上させることによって腹部脂肪を減らし慢性的な炎症を低減できる可能性があります。