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体力が無いと脳が速いペースで萎縮してゆく

(2016年2月) "Neurology" 誌に掲載されたボストン大学の研究で、中年の頃に心肺機能が劣っている人はその後の20年間における脳の萎縮ペースが速いという結果になりました。 脳の萎縮の程度には脳の老化が反映されます。出典: Couch Potatoes May Have Smaller Brains Later in Life

研究の方法
平均年齢40才で認知症も心疾患も患っていない男女 1,583人を対象に、ルームランナーを用いた持久力および心肺機能の測定とMRIによる脳のスキャンを20年間の期間を空けて2回行いました。
被験者の最大VO2は39mL/kg/min でした。 最大VO2とは1分間あたりに体が使用できる酸素の最大量のことです。
結果

20年後の時点において、ルームランナーを用いた測定のスコアが8単位下がるごとに脳の萎縮ペースが2年分早まっていました。 20年間のうちに心疾患を患うようになったりβブロッカー(血圧を下げる薬)を服用するようになった 1,094人を除いた分析では、この数字は1年分となりました。

この研究ではさらに、運動中における血圧と心拍の増加ペースが速いと20年間での脳の萎縮幅が大きいという結果にもなりました。 身体機能が劣っていると少しの運動でも血圧や心拍が増加しがちとなることが知られています。