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フラボノイドに高血圧予防の効果

(2016年3月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載予定であるパリ第11大学などの研究で、ポリフェノールの一種であるフラボノイドの摂取量が多いと高血圧になりにくいという結果になりました。

フラボノイドを含有する食品が短期的に血圧に良い作用をもたらすことは複数の臨床試験で示されていますが、そのような作用をもたらすフラボノイドの具体的な種類や長期的にも効果が期待できるのかについてはわかっていませんでした。

研究の方法

4万人超の健康なフランス人女性を対象に食事に関するアンケートを実施し、15年ほどにわたる追跡調査を行いました。

データの分析においては、年齢・高血圧の家族歴BMI・運動量・喫煙量・飲酒量のほか、カフェイン・オメガ3脂肪酸・マグネシウム・加工肉・カリウムの摂取量や、糖尿病・高コレステロール血症・ホルモン補充療法の有無を考慮しました。

結果

追跡期間中に 9,350人が高血圧になりました。 フラボノール摂取量が最大のグループ(*)は摂取量が最少のグループに比べて、高血圧になるリスクが10%低くなっていました。

アントシアニンとプロアントシアニジン両方の摂取量が最大のグループ(*)でも同様に、これらの摂取量が最少のグループに比べて高血圧になるリスクが9%低くなっていました。
(*) 摂取量に応じてデータ全体を5つのグループに分けた。

フラボノイド類全体で見ても、フラボノールやアントシアニン、プロアントシアニジンの摂取量と同程度に高血圧のリスクが下がっていました。

フラボノイドを摂れる食品
  • フラボノイドは果物や野菜など植物性の食品全般に含まれています。
  • フラボノール(*)は、紅茶・豆類・玉ねぎ・ブロッコリー・りんご・ぶどう・赤ワイン・ブルーベリーなど様々な野菜や果物に含まれています。
  • アントシアニンは主に、ブルーベリーや、色の濃いブドウ、ワイン、赤色あるいは青色の野菜などに含まれています。参考記事: 生よりも冷凍のブルーベリーの方がアントシアニンを効率的に摂れる
  • プロアントシアニジンは、ぶどうやワイン、ぶどうジュースのほか、クランベリーのように黒い色素を含む果物にも含まれています。

(*) フラノールとの混同に注意。

フラバノールとフラボノールはどちらもフラボノイドの一種ですが、フラノールはフラバンから生じる物質で、緑茶に含まれることで有名なカテキンやエピガロカテキン3-ガラート(EGCG)などがこれに分類されます。 今回の話に登場したプロアントシアンジンもフラバノールの一種ですし、ココアにもフラバノールの一種が含まれています。

これに対して今回の話に登場するフラノールには、玉ねぎの成分として有名なケルセチンなどが分類されます。
上記のリストにおいて、ブドウとブルーベリーが何度も登場しているのが目に付きます。 ブルーベリーは、MIND食と呼ばれる認知症予防のための食事法においても重要視される食品です。 MIND食は、DASH食という高血圧予防のための食事法をベースに考案された食事法です。
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