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フラボノイドに脳卒中を予防する効果

(2016年6月) "*BMJ Open*" に掲載された研究(メタ分析)によると、ポリフェノールの一種であるフラボノイドに脳卒中を予防する効果がそこそこ期待できるかもしれません。出典: Dietary flavonoid intake and the risk of stroke

研究の方法
フラボノイド類(*)の摂取量と脳卒中のリスクとの関係を調べた11の前向きコホート研究(†)のデータを分析しました。 データに含まれる人数は35万人超で、脳卒中の発生件数は5千件超でした。

(*) フラボノール、フラバノール、フラバノン、アントシアニン、アントシアニジン、プロアントシアニジンなど。

(†) 前向きコホート研究では、研究開始の時点においては被験者全員が健康で、調べたい項目(この話ではフラボノイド摂取量)によって被験者を複数のグループに分けて一定の期間を追跡調査します。
結果

フラボノイド類の摂取量が最も多いグループは最も少ないグループに比べて、脳卒中になるリスクが11%低くなっていました。 研究チームの計算によると、フラボノイド摂取量が100mg/日増えるごとに脳卒中のリスクが9%低下します。

解説

フラボノイドが脳卒中予防に効果を発揮する理由として研究チームは、フラボノイドに備わる抗炎症作用と抗酸化作用のほか、フラボノイドの一種であるアントシアニンに備わることで知られる血圧調節作用(血管内皮における一酸化窒素の増加による)を挙げています。

フラボノイドとは

フラボノイドは植物由来のポリフェノールです。 ブルーベリーに含まれることで有名なアントシアニンや、緑茶に含まれることで有名なカテキン、大豆の成分として有名なイソフラボン、タマネギの成分として知られるケルセチンもフラボノイドの仲間です。

フラボノイドは野菜や果物だけでなく、植物性の食品を原料として作られるチョコレートや、お茶、赤ワインにも豊富に含まれています。